ご機嫌に老いるために

 『102歳、一人暮らしと』いう本に出会いました。ご存じの方もいるかもしれません。歳を重ねることは決してマイナスではなく、できなくなってくることにもしっかり向き合い、サポートもお願いしながら上手に手放していくこととありました。102歳で一人暮らしをしていく事は相当の覚悟がいると思いますが、悲壮感はなく、一生懸命に生きる姿勢にこころがほっこりしてたくさんの元気をもらいました。

 どの世代にも自分らしく楽しく生きていくためのヒントと思われる哲代おばあちゃん流の生き方上手になる5つの心得をご紹介します。

1.物事は表裏一体、良いほうに考える。「手の甲はしわしわですが、ひっくり返せばつるつるでしょう」と。

2.喜びの表現は大きく。「ありがとう」は、オーバーリアクションで。

3.人をよく見て知ろうとする。「元気ないなとか、少し痩せちゃったかねとか、相手のちょっとした変化に気づくことは大事なことじゃと思います」と。

4.マイナス感情 笑いに変換。「落ち込みそうになったら、早めに自分を助けてあげんといけんのです」と。

5.手本になる先輩を見つける。「まねしながら、体に染み込ませていけたらもうけものです」と。

 最近では、アンチエイジングのために食事や運動、睡眠や環境のコントロールをしていくという考えと共に、老化の治療も話題になり、実際に「若返り」も可能になっているとの研究発表も出てきていますが、実際に元気に102歳を迎えている方の生き方は何よりも参考になると思います。ご機嫌に老いることを皆さんなりに目指していけるといいですね。