
毎日の仕事に加え、家事や育児、介護など、忙しい日々を送っていると、「疲れない人になりたい」と思うことはありませんか。でも実は、疲れない人はいません。大切なのは、疲れをため込まず、上手に回復する力(リカバリー)を身につけることです。
この「回復する力」が、仕事のパフォーマンスや心身の健康につながることが注目されています。
リカバリーには、次の4つのポイントがあると言われています。
・心理的距離…仕事から頭を離す時間をつくる
・リラックス…深呼吸や散歩、お風呂などで心身をゆるめる
・熟達…趣味や読書など、仕事以外で夢中になれる時間を持つ
・コントロール…「今日は散歩しよう」「今日はゆっくりしよう」と、自分で過ごし方を選ぶ
面談をしていて特に感じるのは、「仕事や職場の人間関係が気になって、家に帰ってからも頭から離れない」という方がとても多いことです。私自身も、気になることがあると、いつの間にかそのことばかり考えてしまうことがあります。「仕事から頭を離そう」と思っても、すぐには難しいものです。それだけ真面目に仕事や人との関わりに向き合っている証拠でもあります。だからこそ、自分を責める必要はありません。
そんな時は、無理に考えないようにするのではなく、「気になるよね。それだけ大切なことなんだね」と、まず自分の気持ちを認めてあげます。そして1分だけでも目の前のことや呼吸に意識を向けてみます。最初は難しくても、少しずつ気持ちを切り替えやすくなっていきます。
休むことは、何時間も休憩を取ることだけではありません。席を立って少し歩く、窓の外を見る、肩を回す、ゆっくり深呼吸をする。そんな1〜2分の「小さな回復」も十分効果があります。
この夏は、「まだ頑張れる」ではなく、「少し疲れたな」と感じたら早めに整えることを意識してみませんか。毎日100%で走り続けるより、こまめに回復しながら進むことが、長く元気に働き続ける力につながります。








