
5月は気温が上がり始める一方で、体がまだ暑さに慣れていない時期です。実はこの時期、知らないうちに水分不足となる「かくれ脱水」が増えやすいと言われています。
水分が体重の1~2%失われるだけでも、集中力や注意力の低下、疲労感、頭痛などが起こりやすくなることが分かっています。
特にデスクワークや運転、接客など、長時間同じ姿勢で仕事をする方は、のどの渇きを感じにくく、水分補給を忘れがちです。
また、脳の約70~80%は水分です。水分不足になると血液が巡りにくくなり、酸素や栄養が全身に届きにくくなるため、「なんとなくだるい」「頭が重い」「イライラする」といった不調にもつながります。
では、どのように飲むとよいのでしょうか。基本は「のどが渇く前に、こまめに」です。一度に大量に飲むより、コップ1杯程度を数回に分けて飲む方が体に吸収されやすいとされています。
1日の水分量については、欧米では食事から約20~30%、飲み物から70~80%を摂取するとされ、水分補給として1日約1.5リットルの水を飲むことが一つの目安とされています。一方、日本は水分を多く含む食事も多いため単純比較はできませんが、食事とは別に1日1~1.5リットル程度を目安に、無理なくこまめに補給することが現実的です。
おすすめのタイミングは、朝起きた時、仕事を始める前、会議や運転の前後、入浴前後、就寝前などです。特に朝は、寝ている間に汗をかいているため、起床後の1杯が体を目覚めさせ、血流を促す効果も期待できます。
飲み物は「水」や「麦茶」がおすすめです。麦茶はノンカフェインでミネラルも含みます。コーヒーやエナジードリンクだけに偏ると、糖分やカフェインの摂り過ぎにつながることもあります。
「のどが渇いた」ではなく「時間で一口」、その習慣が、体調管理と仕事のパフォーマンスを支える第一歩になります。








