法律だけで良いのか

産業に関連する法律としては、「労働安全衛生法」「作業環境測定法」「じん肺法」「労働基準法」「労働災害補償保険法」があります。我々が活動を進める上でベースとなります。

従業員の健康に関して企業は法律を守っていればそれでよいのか。それは難しい問題です。

法律がないと最低限が履行されないという考えと、問題が出たらそれを取り締まろうという考えと両方あり得ます。

勿論、法の順守は第一です。どうするかを考えて行動しないとなりません。ただ、法律で予見できないことはめったに起こりませんが、万が一起こってしまった時その組織の品格が現れるでしょう。

事実や結果は変わるわけではありませんが、大切なことは本人が正しい方向へしっかり自分の足で納得して進んでいただくことです。そのためには、こころへのサポート、本人の思いや考えに寄り添い、少し良い悪いの判断は横に置いて聴かせていただくことは大切だと思っています。

そしてどんなに困難な問題であっても、必ず本人には状況を改善したり、乗り越えられる力があることを信じてサポートしてあげる存在は必要だと思っています。