新幹線に乗れば今までは静かな車内だったのが、仕事帰りにビールとおつまみで同僚達と会話しながら過ごしている風景も見られます。ソーシャルディスタンスもいつの間にか距離が縮まっているように思います。また、病院への電話も発熱外来への問い合わせで何時間もつながらないことも起こっています。
感染者数の増加が連日報道されていますが、政府からの行動制限が出ていない中、感染対策への慣れや気の緩みが起こってきていませんか。
感染者や濃厚接触者が増えれば企業としても影響は避けられません。対策としては会食の自粛を従業員へ求める、屋内でのマスク着用を徹底する、症状があったら出社させない、換気を徹底する、対面のミーティングをなるべく控える、状況に応じて在宅勤務の実施を検討する、3回目のワクチン接種を推奨する等が挙げられています。換気に関しては、熱中症予防もありますが、以前ほどは徹底されていない印象もあります。さらに暑くてマスクを外したままするのを忘れている方もいます。当たり前のことばかりですが、改めて確認してみて下さい。一人一人がしっかりと認識して徹底していくことが必要です。
オミクロン株の濃厚接触者の待機期間は7日から5日と短縮されました。2日目と3日目に抗原検査で陰性が確認できた場合は、3日目からの待機期間の解除も可能です。ただし、全体の17%ほどが曝露から6日目以降に発症しているので、待期期間が解除されたとしても感染リスクが残ることにも注意が必要となります。企業としては、感染対策の徹底とともに、情報を適宜従業員へ周知していくことも必要です。
気を引き締めて、これからもしっかりコロナ感染対策をおこなっていきましょう。