今年は新型コロナによる「外出自粛」の影響もあり、我々の体が暑さになれる準備があまりできませんでした。さらにマスクを付けた夏を過ごさなければなりませんので、いつも以上に夏バテへの対策は必要です。体がだるい、疲れが取れない、やる気が出ない、食欲がない等症状は人それぞれですが、夏バテは「自律神経の乱れ」から起こります。冷房の工夫をしながら、食事、運動、睡眠を意識して、体に負担をかけすぎないようにしましょう。
今回は、特に食事についてお伝えしたいと思います。
1日3食食べる。よく言われることですが、特に朝ごはんは1日の生活リズムにも重要です。バランス良く「ま・ご・わ・や・さ・し・い・こ」を食べる。まめ、ごま、わかめ、やさい、さかな、しいたけ、いも、こうそ(味噌等の発酵食品)を取りましょう。
特に夏にはビタミンB群やたんぱく質をたくさん食べること。ビタミンB群は豚肉やうなぎ、大豆の水煮や豆腐に納豆、枝豆等を取るのがおすすめです。夏野菜は、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。色の濃い野菜(トマト、ナス、きゅうり、ゴーヤ、パプリカ、オクラ、カボチャ、ズッキーニ、トウモロコシ等)を取りましょう。 水分補給は「喉が渇いた」と感じる前にこまめに補給しましょう。1日1.2l(1回にコップ1杯:200ml)が目安です。特に今年はマスクをしていますので、感じにくくなっています。大量の汗をかいた場合には、塩分補給も忘れないようにしましょう。スポーツドリンクや経口補水液を活用することもいいと思います。ただ、スポーツドリンク(500ml)には角砂糖7~9個くらいは入っていますので、糖分の取り過ぎには注意が必要です。冷たいものばかり取ると胃腸が冷えて食欲低下につながってしまいます。温かい料理も取るようにしましょう。