女性アスリートの三主徴をご存知ですか?
「無月経」「骨粗鬆症」「利用可能エネルギー不足」だそうです。なんとなくそうだろうなとは思っていたのですが・・・(笑)。日本では最近着目され始めたようですが、米国では1990年代から知られていて、指針を作り早くから対応していたそうです。 私はアスリートとはとても言えませんが、従業員の中にはスポーツに熱心な女性や男性ランナーもいます。運動をされているのは素晴らしいことですが、お話を伺うと運動強度が極端だったり、食事が偏っていたりで「骨粗鬆症」や「利用可能エネルギー不足」が心配になることがあります。アスリートの場合、太らないために厳しい減量があるためでしょうが、一般の方も運動を始められるきっかけはダイエットの方も多いので、つい食事の制限をしてしまいがちです。反面一般の方に多いのが、仕事の後に運動をするケースです。この場合、どうしても自宅に帰ってからの遅い夕食となり、それでなくてもお腹がすいている中、運動もしていますのでドカ食いになる事も多いのです。せっかく運動されても体にとってはあまりよくない状況ですね。
運動するために夕食が遅くなるという場合は、運動前に軽く食べておくこともおすすめです。例えば、運動1~2時間前に食べれるようならば、おにぎりやサンドイッチ等、1時間位前ならば、バナナやゼリー、オレンジジュース等がいいようです。 帰宅後の食事は、運動前に主食を食べていれば肉・魚・大豆・卵・乳製品等のおかずだけにして、そうでなければおかずにごはんを少なめにしてみましょう。運動後30分以内は成長ホルモンが多く分泌して、筋肉の合成が促進され、最も効率よく栄養を取り込める時間なので大切です。もし、翌朝に食欲がなかったり疲労感が強いようであれば、前日の夕食の量が多すぎたり内容の見直しが必要です。疲労骨折や将来の「骨粗鬆症」予防、疲れや立ちくらみ等の症状にならないためにも、エネルギーバランスを整えて、上手に運動を取り入れてみてください。