歯は大事!

6月4日から1週間は歯と口の健康習慣です。平成29年度の標語は、「おいしい」と「元気」を支える丈夫な歯だそうです。厚労省では、8020(はちまるにいまる)達成者(80歳で自分の歯が20本ある)は、2人に1人以上で過去最高と公表されていました。皆さんの歯はこのままいけば8020達成になりそうでしょうか。私は心配になっています。
先月日本産業衛生学会が東京で開催されましたが、毎年歯に関する講演は少なめです。我々の保健指導でも高血圧や糖尿病等の生活習慣病への関わりのウェートは大きく、歯や口の健康は教育や面談で支援はしていますが、少々後回しになっている傾向はあります。業務によって特殊健診の中に歯の項目があったり、最近では大企業の中には歯科検診を入れている所もあります。 歯と口の健康は、全身の健康状態にもつながります。例えば、磨き残しが多いのが奥 歯ですが、奥歯がなくなってしまうと、食べ物の消化吸収が悪くなったり、発音が悪く なったり、顔の輪郭形成にも影響が出てきたり、食いしばれない事で力が出せなかった り、記憶への影響が出るなどの研究結果もあるそうです。 日頃の健康管理の中に、是非歯の健康も意識して行っていきたいものです。1年に1回 は体の健康診断と同様に歯の健康診断を行うようにしましょう。セルフケアには食習慣 が大事です。甘いものは控えて、噛みごたえのある野菜やビタミンCが豊富な食べ物、そして栄養バランスを考えた食事を心がけましょう。煙草は血流が悪くなり、歯ぐきが腫れる等の症状もわかりずらく、発見も遅くなりがちです。そして、毎日の歯磨き等でプラークをしっかりコントロールしておくことです。今は1日3回歯磨きをしている方は多いですが、かなりの方はきちんと磨けてない調査結果もあります。歯ブラシだけでなく、40歳を超えたら歯間ブラシやデンタルフロスを併用しながらお掃除することも必要です。 8020達成に向けて、なかなか足が向きにくい歯科ですが、改めてご自分の歯の状態を チェックしてもらいに行かれるのもいいですね。

病状の伝え方

春は健康診断の所も多いと思います。従業員の方によっては「1週間前からしっかり調整しました!」と気合いが入った言葉を話してくださる方もいます。(笑)。有所見とならないといいですね。

ところで皆さんは医師に症状を伝えるとき、どう言っていますか?医師を見ると緊張してどう話せばいいかよくわからないという人が意外と多いようです。ある医師がおっしゃっていた伝え方をを私なりに整理してみました。

① 症状の正確な場所と性質・・・「どこ」の場所(箇所)かを伝えます。また、その場所だけにとどまっているのか、広がっているのか等も大事な情報です。「性質」では、どのような症状なのかをできるだけ具体的に伝えることです。例えば痛みなら「ズキズキ」「キリキリ」「ジンジン」「針で刺されたように痛い」「締め付けられるように痛い」等できるだけ具体的に伝えます。

② 辛さの程度や困り具合・・・10段階のスケーリングを使って示すと医師もわかりやすいです。例えば「昨日は10くらいの辛さだったが今日は5くらい」とか。それと日常生活や仕事でどのように困っているかを伝えます。

③ 症状が起こった時のこと、きっかけ・・・「いつ」「どのような状況(タイミング)」や、「きっかけは何か」等をできるだけ具体的に伝えます。例えば、食前や脂っぽいものを食べた後等。

④ 症状の経過、悪化や軽減のきっかけ・・・症状の「時間経過」(いつ)(秒、時間、日の単位の中でどう変化してきているのか(どうなる)、強弱、維持、増悪等)、症状の悪化や軽減のきっかけ(「姿勢を変えると」「夜寝るとき」等)があれば伝えます。

⑤伴う症状・・・主症状の他に、吐き気や熱等の他の症状がある場合は、それもきちんと伝えます。 この①~⑤までを思い出してもらえるように、私は少々こじつけですが「かせいどった、いつどうなるとも。」(稼いどった、いつどうなるとも。)と覚えています。か(箇所)、せい(性質)、どっ(程度)、た(タイミング)、いつ(いつから)どうなる(どんなことをすると悪化又は和らぐ)、とも(伴う症状)のゴロの略で覚えています。参考にしていただければ幸いです。

新人への伝え方(さらに細かく言う)

4月に入り、どの企業も新入社員を迎え、新しい風に職場内もいい刺激がおこっていらっしゃることでしょう。 私がサポートさせていただいている企業でも新人さんが入社しました。毎年研修や個別の面談を継続的にやらせていただいてます。ここ数年で感じるのは、健診結果の「所見あり」だけでなく、子供の頃から朝食は食べていない、夜型が定着している、大卒ではお酒をかなり飲む習慣がある新人が多いということ。彼らのこれからの生活習慣が心配になります。

会社のルール等も教育されると思いますが、新人にはより具体的な内容をさらにかみ砕いて伝えることが鉄則です。例えば「何かあったら抱えず相談すること」とアナウンスしても、新人からすると誰にどのようにするのか、なんと言って相談すればいいのか、どのタイミングで言うのか等迷います。先輩や上司からみればこれくらいできるだろう、わかるだろうと思いますが、新人には通じないと思った方がいいです。これくらいと思うことをさらに細かく具体的に言ってあげることが肝心です。

細かく言うと、うるさい、くどい先輩って思われると考えがちですが、新人とのコミュニケーションの機会と思って下さい。新人もその方が早く職場に慣れてくれると思います。職場全体で新人を育てていこうという雰囲気作りも大切です。

日本生産性本部によりますと、入社半年後の新人の意識調査の結果は、「条件のよい会社があればさっさと移るほうが得である」(54.6%)は過去最高、「残業が少なく、平日でも自分の時間を持って、趣味などに時間が使える職場が良い」(86.3%)は過去最高、「子供が生まれたときには、育休を取得したい」(84.1%)は過去最高、「自分には仕事を通じてかなえたい「夢」がある」(37.8%)は過去最低、「会社の親睦行事への参加」(61.5%)で過去最低と公表されていました。個人的には社会人としての意識にかけるな、甘いな~と思うところもありますが、これが現実です。新人の気質についてぼやいても仕方ないですし、マクロ的に見て若い人が減っているということを受け入れないとなりません。新人定着と成長のために、暖かい目で見守りながら頑張りましょう!

姿勢

寒い間は、体も縮こまり気味になりますし、仕事ではパソコン作業が多いし、隙間時間ではスマホやゲームに夢中になり、ついつい姿勢が前かがみになっている方は多いのではないでしょうか。 みなさんの姿勢はいかがでしょうか。姿勢と一言でいっても、横からみて背中が丸く猫背になっている人、腰が反っている人、前かがみになっている人、お腹が前に突き出ている人、一見姿勢がよさそうに見える軍隊姿勢等色々あります。また、後ろから見て、肩やお尻のどちらがか下がっていたり、頭が傾いている等もあります。

姿勢により若く見えるか老けて見えるか等の見た目も気になりますが、肩こり、頭痛、腰痛、むくみや冷え、消化器や呼吸器系の働きの低下、なんとなく体調が悪い等さまざまなものが姿勢に関連していると言われています。特にメンタル不調を抱える人は、姿勢が悪いため十分な酸素を体に入れられず、呼吸が浅くなり脳内神経伝達物質の活動を抑制し、精神的な不安につながっているとも言われています。実際の従業員の面談でも感じます。アドバイスとして姿勢をよくして上を向くように意識して過ごすようにしたら気持ちが楽になったという話はよく耳にします。

一般的に、壁を背にして立っていただき、踵、お尻、肩甲骨、後頭部が壁についていればよい姿勢の目安といわれています。もう一つの目安は、座って横から見て耳の穴から線をおろしてみて、肩の中央あたりにくるとよい姿勢です。是非職場の方やご家族や友人とお互いに姿勢のチェックをしてみてください。

ちなみにタニタの実験によりますと、よい姿勢(背筋伸ばしを30分キープ)を10日続けたら、コーヒーゼリー1個分(43kcal)に相当するとありました。

なかなか効果は少ないように感じるかもしれませんが、カロリー消費だけでなく、心身の健康維持のためにもよい姿勢を意識しては継続して行ってみてください。コツは、思い出したら10秒、また思い出したら10秒、これの繰り返しです。

「しなやか」と呼ばれたい!!

人に第一印象で「しなやかな人」とはあまり言われないですが、私的には表されたい言葉です。「しなやか」というと柔らかいけど折れない意味ですが、人を表した場合、優雅だけど頼もしいという意味ではないかと思います。   突然ですが、皆さんは、足を投げ出して座って、手がつま先に届きますか?

ほとんどの方は、届くどころか体を前に倒すこともままならない!なんて状況かもしれませんね。そういう私も・・・です。もし手でつま先をつかめた方がいたら、血管年齢はかなり若いと思います。

体が硬いのは、病気ではありませんが、そのままにしておくと、肩こりや腰痛に繋がったり、ロコモティブシンドローム(ロコモ)になるリスクを高めることにもなります。また、姿勢が悪いと見た目の印象も違いますし、血液循環も悪くなりますから、様々な所に影響して、健康寿命にも影響してきます。

では、なぜ体が硬くなるのでしょうか?原因は、加齢と運動不足によって関節の可動域が狭くなり、筋肉や腱が硬くなって動きが悪くなることだと言われています。ちなみに、一つの原因は、性差とは関係なく、動かせるのに動かしていないことによって硬くなっているのも原因だそうです。ちょっと耳が痛いですね…。

血管年齢の若返りにストレッチが良いと言われていますが、効率的に柔らかくするには、体の中で特に硬くなりやすい、胴体と股関節、肩関節の3点を重点的にするのがいいと言われています。

まずは、少しずつ硬さを感じているところから、ゆっくり伸ばしてみましょう。 見た目も健康寿命もしっかり整え、色々な方との出会いがある素敵な4月を迎えてください。

健康管理もやっぱり松岡修造!?

今年もよろしくお願いいたします。 最近は従業員の方と面談していると、自分の健康状態をアプリで管理している方を目にするようになりました。面談中にさっとスマホを出されて、血圧や体重、食事内容等を教えてくれます。我々保健師もそのような電子化にも対応できるようにならなければと思う今日この頃です。 さてそんな健康管理に関するアンケートを集計した結果を目にしました。

キッコーマンの無料アプリ「レコ☆サポ」のアンケートからで、日ごろから健康管理をしている20~50代の男女320名を対象にしたものですが、今の現場の状況を反映しているなと思いましたので、少しご紹介します。

20代が一番自分の健康寿命は短いと思っている、要は若い人の方が自分の健康に不安を抱えているというのです。厚生労働省が発表した2013年の健康寿命(男性71.2歳、女性74.2歳)より、このアンケートでは50代では72.1歳を予想する中、20代は65.5歳としています。つまり、若者ほど悲観的である傾向がありこれには正直私はびっくりしました。

同じ調査の中、健康のリスクとしては、「ストレス」「運動不足」「不規則な生活」で、8割が生活習慣改善の挫折を味わっているそうです。そんな中、「人と一緒なら生活習慣改善の継続は可能だ」とも思っている人も多いようです。生活習慣改善を一緒にやってみたい人としては、松岡修造さんがあがっていました。

皆さんは、健康管理についてどのように思われますか。

何をするのも「健康第一!」と誰もが理解しています。仕事をしていると自分ではどうしようもないこともたくさんある中で、頑張れる一番のベースになる健康を維持していくために、皆さんなりに色々思い描かれているのではないでしょうか。私は、「自分自身の健康力の回復」への時間はしっかり入れながら、従業員の方への「相談しやすい環境」を整えて、「厳しさと優しさのバランス」を意識していけるといいなと思っています。

1月は1年の目標を思い描くことが多いと思いますが、その達成に向けて元気に笑顔で過ごせる年になるといいですね。

脂肪は早めに落とすのが効果的!

年の瀬と新年が近くなり、気づいたら体重が2kgも増えてたってことありますよね。

体重増の原因は「食べ過ぎ、運動不足、冷え」。考えてみるとこの季節仕方がないことかもしれませんね。

脂肪には、落ちやすい落ちにくいがある!

脂肪はつきたてのうちは落ちやすく、時間が経つほど落ちにくくなります。というのも、ついてすぐの脂肪は皮膚のすぐ下につき水分も多く柔らかいので、筋肉が動くとすぐに分解されて血中脂肪となって血管から排出されます。一方、ついてから時間の経った脂肪は、霜降り肉のように筋肉と絡み合っていて動いてもすぐに分解されず、落とすのに時間がかかるのです。

体重を落とすには、摂取カロリーを抑えることで、運動と食事を控えることです。

わかってはいてもしにくいものです。特に運動は継続しにくいので、運動以外について少しお伝えします。

まずは食事。3つの「あ」について注意すること。「あ」とは…アルコール、甘いもの、油を指し、極力これを控えること。アルコールはこれからのシーズンは飲む機会が多いので、できれば飲む前後に水をたくさん飲みましょう。利尿作用だけでなく、脱水症状を防ぎます。また、飲む前の牛乳は悪酔いを予防します。

体の代謝をアップさせることも考えましょう。代謝を高め、体脂肪の減少が期待できる食品として唐辛子、ショウガ、大豆、青魚(イワシ、ハマチなど)を取り入れるというのがいいでしょう。

あと楽してできる代謝アップでは、「入浴」です。温かいお湯にゆったりとつかるだけで、体が温まって血流が良くなり、自然と代謝が上がります。普段は忙しくシャワーという人も、湯船につかりましょう。そしてさらなる代謝アップを望むなら、お風呂上がりにストレッチをすると、いっそう効果的。体がほぐれているので、無理なく伸ばすことができます。就寝前のストレッチは、寝つきが良くなる効果も期待できます。

お正月明けに別人?(笑)と言われないように、しっかり体調管理も忘れずに楽しい時間をお過ごしください。

高齢者の運転

  高齢者が車の運転をやめると、抑うつ症状になったり、身体能力が低下するリスクがある――米国のコロンビア大学などの研究チームがそんな調査結果を発表しました。一方で、運動をやめた高齢者では、家族や知人との間の社会的ネットワークが縮小し、療養施設や介護施設などに引きこもるリスクがあることも示されています。

多くの高齢者にとって車の運転は生活をコントロールする手段になっています。運転により行動範囲を広げることは、考えられている以上に重要です。このことは国に関係なく全ての人にあてはまると思います。一般論として、高齢者の運転は他人に迷惑をかけるリスクが高いので反対と言えますが、そうはいっても自分の親となると、ましてや毎日見てられない環境や同居していない場合は、親の気持ちや状況を考えると面と向かってやめてほしいと言えないケースもあります。

日本でも平成27年6月に道路交通法が改正され、認知症のおそれのある75歳以上のドライバーを対象に医師の診察が義務付けられました。記憶力や判断力が低下していると判定された高齢者は免許が取り消されることがあるのです。地方では特に鉄道やバスなど公共交通機関が少なく、車での移動は欠かせません。

高齢者が運転するリスクはありますが、運転せざるおえない現実もあります。そして運転には生活の手段としての意味合いだけではなく、例えば自分で好きなコンサートに行ったり、行きたい時に紅葉を見にいったり、あるいは運転できることで自分の体力や気力、加齢への不安を吹き飛ばす材料になっている面もあります。高齢者対策は、地域性や個別性もあるので難しいですが、ある年齢以上になったら、高齢者自身が今の所に住み続けるか、便利なところに移動して生活環境を変えるか等を考えてみることも大切かもしれません。もし、運転を取り上げざるおえない状況になったとしたら、社会から孤立しないための世間からの差し伸べる手が必要ではないでしょうか。そして、親子でこの問題について話しあったり共有する時間を持ち早めに住んでいる地域で活用できるサービス等の情報収集をやっておかれると安心ですね。 平均寿命が延びている中、今の価値観のままではこのような問題含めて難しい・・・。

ストレスチェック制度の基本

ストレスチェックが義務化されて、実施期限である2016年11月30日が迫ってきました。皆さまの事業場での進捗状況はいかがでしょうか。 私が関わらせていただいている企業様は、すでに実施が終了したところもあれば、来月に実施する準備を行っているところもあります。すでに実施したところの状況を、外部機関や産業医が現状報告として話すのを目にします。

結果は、大手はあまり混乱なく、初めてメンタルヘルスに取り組んだ中小では混乱があるのが現状です。混乱くらいでしたらいいですが、企業によっては実施もできない状況も残念ながらあるように思います。実施済みの人事担当者からは、受検に関しては思っていたより従業員は混乱せず受けている、ただ事業場への結果についての情報提供や面接指導の希望に関しては、想定以上に多かったとか、外部の医師に面接指導を依頼した場合、現場の状況が思ったように伝わっていないことがあり、意見書の内容が現場からかけ離れているものだっとの声も聴きます。また、実施者として面接指導をした産業医によりますと、高ストレス者ということで面接したが、必ずしも厳しい状況ではなかったり、逆にストレスチェックでは高ストレス者ではなかったが現場から上がってきて面接したら即医療機関受診を促すケースだったなどの声も聞きます。

初めから上手くいくところなどありませんのである程度の時間をかけて作り上げていくものなのだと思います。なので初年度はとにかく実施すること、色々な課題は次年度に向けて一つずつ検討していかれるのがいいと思います。まずは人事担当者が主導で実施してみて、少しずつ各事業場の産業保健スタッフに移行していけばいいのです。

ストレスチェック制度の基本に返って、「労働者の気づきに活用」「職場環境改善に活用」につなげるためには従業員、管理職への教育研修が大事です。例えば、ストレスチェックの見方や活用の仕方等を教育していくことです。ストレスチェックの活用を検討されていらっしゃいましたら、私もお手伝いをしていますので是非お声かけください。

せっかくの制度を次につなげるようにして頂ければと思っています。

脈拍と寿命

突然ですが、ゾウガメの脈拍数はどのくらいだと思いますか。 1分間に6回で、寿命は約170年以上だそうです。では、人間はどうでしょうか。みなさんの脈拍数はどのくらいですか。

病気にでもならないと、ほとんど方は測定していないかもしれませんね。人間(成人)の脈拍数は、1分間に約50~90回です。もし、1分間も測っていられないという方には、15秒間測定して4倍してみてもいいです。

人間の脈拍数は、トラやキリンと同じだそうですが、違うのはトラやキリンの寿命は約20年くらいなのに比べ、人間は驚くほど伸びていて今や80年。どんどん寿命は長くなっていますが、これは人間の知恵が生活環境を改善していき、寿命を延ばしたそうです。脈拍と寿命との関係を示す色々なデータが最近は発表されてきていて、脈拍数が75回以上の人は、60回以下の人に比べ、死亡率が高くなることも分かってきたようです。

一般的に運動をすると脈拍数は100以上に上がってきますが、スポーツ選手は鍛えているためそれ以下になっています。例えばマラソン選手は、ランニング中は1分間に70の脈拍数をキープしていることもあるそうです。さすがに、ここまで通常の生活の中では必要ありませんが、ある意味脈拍を少なく保つには、日ごろの運動である程度鍛えることができます。少し脈拍数が上がるくらいのきつめ運動を週3回~5回を目標に実践してみましょう。そして、できれば健康的に脂肪も燃やしてくれた方がいいですよね。運動強度の目安は、脈拍数を「165-年齢」の値を上限位にするといいと言われています。50歳の方であれば115回になりますね。是非、最初のうちは、運動の強度を確認するためにも脈拍数を測定しながらやってみてください。 夏の間少々運動から遠のいていた方も、スポーツの秋、歩くことでもジョギングでもなんでもいいです。できれば頑張りすぎず、楽しくできて長続きしそうな少しきつめの運動を始めてみませんか。そして、健康寿命とすっきりした体型を手に入れましょう!!