脈拍と寿命

突然ですが、ゾウガメの脈拍数はどのくらいだと思いますか。 1分間に6回で、寿命は約170年以上だそうです。では、人間はどうでしょうか。みなさんの脈拍数はどのくらいですか。

病気にでもならないと、ほとんど方は測定していないかもしれませんね。人間(成人)の脈拍数は、1分間に約50~90回です。もし、1分間も測っていられないという方には、15秒間測定して4倍してみてもいいです。

人間の脈拍数は、トラやキリンと同じだそうですが、違うのはトラやキリンの寿命は約20年くらいなのに比べ、人間は驚くほど伸びていて今や80年。どんどん寿命は長くなっていますが、これは人間の知恵が生活環境を改善していき、寿命を延ばしたそうです。脈拍と寿命との関係を示す色々なデータが最近は発表されてきていて、脈拍数が75回以上の人は、60回以下の人に比べ、死亡率が高くなることも分かってきたようです。

一般的に運動をすると脈拍数は100以上に上がってきますが、スポーツ選手は鍛えているためそれ以下になっています。例えばマラソン選手は、ランニング中は1分間に70の脈拍数をキープしていることもあるそうです。さすがに、ここまで通常の生活の中では必要ありませんが、ある意味脈拍を少なく保つには、日ごろの運動である程度鍛えることができます。少し脈拍数が上がるくらいのきつめ運動を週3回~5回を目標に実践してみましょう。そして、できれば健康的に脂肪も燃やしてくれた方がいいですよね。運動強度の目安は、脈拍数を「165-年齢」の値を上限位にするといいと言われています。50歳の方であれば115回になりますね。是非、最初のうちは、運動の強度を確認するためにも脈拍数を測定しながらやってみてください。 夏の間少々運動から遠のいていた方も、スポーツの秋、歩くことでもジョギングでもなんでもいいです。できれば頑張りすぎず、楽しくできて長続きしそうな少しきつめの運動を始めてみませんか。そして、健康寿命とすっきりした体型を手に入れましょう!!