歩き方を工夫しましょう!

今年の桜は早かったですが、お天気もよく長く楽しめましたね。これだけ気持ちがいいと、少し体を動かしてみるにはよい季節になりました。 皆さんも日頃から運動はしなきゃと歩くこと等やっている方も多いのではないでしょうか。ただ、統計によりますと、やっている方はいてもずっと継続してとなるとぐっと少なくなってしまいます。厚生労働省も「今より10分多く体を動かしましょう!」と言っています。10分は、歩きにすると約1000歩ですが、忙しい毎日だとここが難しい所ですね。

そこで、まず普段の歩き方を少し意識してエネルギー消費量アップをしてみましょう。ご自分の日ごろの歩き方はどんな感じでしょうか。なかなか自分では見るのは難しいですが、靴の裏を見て下さい。内側だけあるいは外側だけ減ったりしていませんか。正しい靴の裏の減り方は、よい歩き方だとかかとから着地して、親指側のつま先で蹴り出しますので、かかとの外側と前の方が減っているようになります。内側が減っていると、重心の移動が内側に偏っていて、足裏だけでなく足首や膝等の関節にも負担がかかりやすい歩き方になっています。外側が減っている場合は、O脚の方に多く見られて、重心の移動が外側に偏っているので、膝や骨盤に負担がかかりやすい歩き方と言われます。中高年以降の方に多い膝関節症の原因にもなります。

歩くことは、椅子に座って安静にしている時の3倍の運動強度があります。まずは歩くことを意識して、だんだん歩く強度をあげていきましょう。20メートルくらい先を見て、歩幅をいつもより5㎝くらい広げて、腕を振るのを意識して普段より少し早く歩くようにしてみます。毎日の10分の早足歩きは、生活習慣病予防に効果があります。早足歩きの強度は人によって違うと思いますが、「ややきつい」を目安にしてみます。通勤の時間を使って是非やってみて下さい。 平日の歩きは難しいと思われる方は、週末にやってみる、近くの移動はなるべく歩くあるいは、ラジオ体操、趣味のゴルフの打ちっぱなし等、自分の好きなことで今より少しだけ体を動かすことをしてみましょう。