ペットの病気

皆さんはペットを飼っていますか?ペットフード協会の調査では、犬や猫の飼育自体は少子高齢化の影響で減り続けているそうです。その中で猫の飼育数が犬と比べて2017年に初めて上回ったとありました。猫は手がかからないので選ぶ人が増えているようです。

昔は、犬や猫も外で飼うのが当たり前でしたが、今は飼育は室内が主流になっています。猫の平均寿命は、「家の外に出る猫」が13.83歳に対して、「家の外に出ない猫」は16.25歳と大きな差があるようです。飼っているものもさまざまで犬や猫だけでなく、鳥やモルモット、爬虫類、中には豚もいたりします。1か月当たりの犬や猫に関する支出額も1万円近くになっているそうです。ペットを飼うことは、色々な研究で物理的に散歩などで運動量がアップしたり、精神的な安定をもたらしてくれたり、社交性が上がる等、効果はたくさんあると言われています。         

ペットは大切な存在になっていますが、色々な病気等がうつりやすい環境もあるわけです。家族同然のペットとは、口移しや、同じお箸で食べ物を食べたりする光景も見たりしますが、日本でもオウム病に感染した妊婦さんが2名亡くなられたという報道もありました。ペットを飼うには、感染症の知識や対応の仕方等を知っておく事は必要です。例えば、猫に引っかかれたらすぐに患部を洗って消毒しておく、日頃から猫や犬の爪は短く切っておく等の予防も大切です。鳥などを飼う時は、ケージ内は常に清潔にし、鳥の世話をしたら手洗いやうがいをする、ケージは台所や寝室から離れた場所に置くなども必要です。爬虫類を触った後は必ず手を洗い、水槽はキッチンでは洗わないことだそうです。

「ペットは恋人でなく、友人」くらいの接し方がよいと言っている獣医の方もいます。私の周りは皆さん「家族同然」と言われたりしていますが、ペットのがんや生活習慣病、高齢化も問題になってきています。個人的には、飼い主にペットの表情や性格も似てくるように思ったりしますが、飼い主の生活習慣はペットの健康に影響してくるそうです。ご自分の食事量や運動量、歯の健康等と同様に、ペットの健康管理もしっかりケアをしてあげることが大切ですね。