
10月10日は「転倒予防の日」です。
令和7年の労働災害による休業4日以上の死傷者数は、前年よりわずかに減少しました。一方、50歳以上を中心に、転倒による骨折などの災害は増加傾向にあります。転倒は思わぬ長期休業につながることもあり、年齢が高くなるほど休業が長期化する傾向もみられます。
転倒の主な原因は「つまずき」「滑り」「踏み外し」です。職場では、通路に置かれた物や電気コードにつまずく、床にこぼれた水や雨で濡れた床で滑る、階段などで足を踏み外すといったことが起こります。整理整頓や通路の安全確認、滑りにくい靴の着用、階段で手すりを使うなど、身近な対策を心がけましょう。
「自分は工場で働いていないから関係ない」と思う方もいるかもしれません。しかし、オフィスでも床に置いた荷物やコード、段差などが転倒の原因になります。通勤中も同様です。急いでいるときや、スマートフォンを見ながら歩いているときは、足元への注意がおろそかになりがちです。また、加齢とともに筋力やバランス能力などの身体機能は低下し、転倒や骨折のリスクも高まります。だからこそ、年齢を重ねてからだけでなく、若いうちから身体づくりを意識することが大切です。
<日頃から取り入れたい、3つの運動>
・有酸素運動: ウォーキング、その場での足踏み等
・筋力トレーニング: スクワット、かかとの上げ下げ等
・ストレッチ: 肩回し、ふくらはぎ・アキレス腱伸ばし等
厚生労働省などの資料にも、転倒・腰痛予防の体操が紹介されています。難しい動きもあるため、無理をせず、自分に合った運動から始めましょう。
大切なのは、特別な時間を設けて一度に頑張ることだけではありません。昼休みや仕事の合間、日常生活の中で気がついたときに、1回、2回でも身体を動かしてみましょう。小さな積み重ねが、将来の転倒予防につながります。まずは今日、できることから始めてみませんか。