夏こそ気をつけたい“睡眠負債”~寝ているのに疲れが取れない理由~

「昨日はちゃんと寝たはずなのに、朝からなんだかだるい」「午後になると集中力が続かない」。そんな日、ありませんか?

実は夏は、気づかないうちに“睡眠負債”がたまりやすい季節です。

私たちは眠る時、体の中の温度(深部体温)を下げながら深い眠りに入ります。ところが夏は、気温や湿度が高く体に熱がこもりやすいため、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりして、睡眠が浅くなりやすくなります。

「夜中に目が覚めるのは年齢のせいだから仕方ない」と思う方もいるかもしれません。確かに年齢とともに途中で目が覚めることは増えますが、大切なのは「起きないこと」ではなく、「起きても自然にまた眠れること」です。長く眠れない状態が続くと、睡眠が細切れになり、十分に休息がとれなくなります。

厚生労働省も、睡眠不足や睡眠の質の低下は、日中の眠気や注意力・判断力の低下、ミスや事故のリスク上昇につながるとしています。「最近うっかりミスが多い」「仕事に集中しづらい」と感じる時は、睡眠からのサインかもしれません。

暑い時期は、次のような工夫も役立ちます。

・寝る1~2時間前に38~40℃程度のお風呂に入る

・寝室のエアコンは無理に我慢しない

・寝る直前のスマホは少しお休みする

睡眠は時間だけでなく、「しっかり休めた」と感じられることも大切です。暑い夏だからこそ、“睡眠も体調管理のひとつ”として意識してみませんか。

【今月の1分セルフチェック】

□ 朝起きた時に「よく休めた感じ」がしない

□ 日中に眠気や集中しづらさを感じることがある

□ 夜中に起きたあと、なかなか眠れないことがある

2つ以上当てはまった方は、睡眠の質が少し低下しているサインかもしれません。「睡眠時間」だけでなく、「朝の休めた感覚」にも注目してみましょう。