
春は歓迎会やお花見など、楽しいイベントが盛りだくさん、自然とお酒や美味しいものを楽しむ機会も増えますね。でも、健康診断で「肝機能の数値が…」なんて指摘を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、悪くなっても自覚症状が出にくいのが特徴です。飲酒の量だけでなく、寝不足やストレス、脂っこい食事など、日々の生活習慣も影響が大きいです。
新年度の今こそ、ちょっとした工夫で肝臓をいたわってみませんか?
【1回の飲酒量を減らす】
1日1合が目安ですが、焼酎をお湯やソーダで割ったり、ビールを中瓶から小瓶にしてみたり、飲みながらお水を飲むと脱水や二日酔いを防ぐのにも効果的です。飲み過ぎた翌日はしっかり水分補給と休養を取りましょう。週に2日休肝日を作れると肝臓の回復時間を作ってあげられます。また、最近意外に美味しいという声を聞くノンアルコールを最初の1杯に入れてみるのはいかがでしょうか。
【おつまみは“肝臓思い”にチェンジ】
枝豆や冷ややっこ、納豆、豆腐料理、焼き鳥等は肝臓の味方で、ビタミンB群や良質なたんぱく質が豊富です。これらは自宅で飲む際でもコンビニで買えて手軽です。スナック菓子ばかりは、肝臓がオーバーワークになります。
【生活習慣も味方につけよう】
1日20〜30分の軽いウォーキングや、十分な睡眠は肝機能を助けます。特に“7時間睡眠”が肝機能改善に効果があるというデータもあります。
【ストレス発散も大切】
お酒でストレスを解消するのではなく、趣味の時間や深呼吸、音楽など、アルコール以外の方法で心をリラックスさせることも大切です。
新年度の忙しさの中でも、ちょっと意識を変えるだけで肝臓は喜んでくれます。「飲まない」ではなく「上手に飲む」ことが、楽しく健康的な毎日への第一歩になります。 今年度も元気にスタートしましょう