健康のために歯のケアについてはよく言われ、実践している方も多くなってきました。平成28年歯科疾患実態調査でも、80歳で20本以上歯が残っている人の割合は、51.2%で過去最高、平成23年の40.2%から増加しています。では、「舌」の健康維持はやっていらっしゃいますか?ほとんどの方が関心がなく存在感のない舌ですが、「呼吸する」「食べる」「話す」という生きるために欠かせないとても大切な役割があります。

舌の重さは約200グラムで、りんご1個分位あります。意外に重さがあるなとびっくりしました。そして、舌は筋肉でできていますので、しっかり「舌トレ」をしないと「落ちベロ」になってしまいます。

皆さんの舌の筋力をチェックしてみましょう。口を閉じたとき、舌はどの位置にありますか?確認してみてください。舌が上あごについていれば正しい舌のポジションになります。

この大事な舌をしっかりトレーニングしてあげましょう。「あー」「いー」「うー」「ベー」と発声するように口を大きく動かす動きを繰り返す「あいうべ体操」と歯ブラシで優しく舌を刺激する「ベロタッチ」の二つの方法はおすすめです。私も毎日やっていますが、どちらもとても簡単にできます。「あいうべ体操」は、免疫力アップ、呼吸の病気、心の病気、お腹の病気等に効果があります。

私が舌について関心を持ったのは、震災の避難所で口の中が乾燥して感染症になった方に舌を刺激することで唾液が出て感染症が減ったという話しを聞いてからです。簡単なことが予防に効果があると分かったことから舌のトレーニングを始めています。