人口減少

新卒どころか人が取れない。どの企業でも悩みみたいです。もはや全国的に共通の悩みで採用担当者が悪いというのは、当てはまらなくなってきています。採用では中高年と言う中途採用が当たり前になってきています。終身雇用が崩壊して久しいですが、40歳までの人が辞めるという構図だけでなく60歳が近くなってから職を変わるのも珍しくなく、平均寿命も延びてきていますし、一旦定年した後、新しい会社に入りなおすというのも当たり前になってきています。

先日この先どうしたら良いかって、皆と話していました。その中で出生率の話になりました。1974年以降出生率が2.05を切り将来人口が減っていく数字となっています。戦後の1947年には4.54だった数値が2016年では1.44です。ご存知、男性は子供を産みませんから人口が減らないために自然死含め2.07ないといけないので、1967年から1974年までの2より上回っていた年次が人口が減らないくらいだったのが75年以降2を割りこんでいます。仮に今年生まれる子が頑張って子供を育てたとしても2以上期待しても、女性の高学歴化、住環境の問題、経済状況の悪化、社会風土の変化等今の環境では難しいと考えられます。つまり日本の人口は、大きく減っていくと考えられます。ここまでは誰でも知っているのですが、この現象は日本だけでなく先進国も2を割ってきているということは知っていますか?つまり先進国の人口がこのままでいけば減少するのです。仮説としては、経済的・文化的レベルが上がると、養育費は累乗的に増加し、世帯への子供一人あたりの負担も相応に増えると言えます。つまり、子供一人あたりの負担に収入が追いつかず、経済上まかなえる子供の数は減ると言えるのです。皮肉なことですが、昔から見れば「多死多産」が当たり前だったのですが、今では「少死少産」へ変わってきているとも言えます。人口減少に対抗するためには、人間の数を補うこと求められていると言えます。