職場を回って、顔を見ないと

いろいろな会社を見ているのですが、先日ある会社の工場を回ってみました。法律で定められている職場巡視ではありません。でも、どういう環境で従業員が働いているかを見るのは従業員と関わる中でとても役立ちます。面談で話をしているのとは比べ物にならないくらいの情報量が入ります。まず現場の整理整頓レベルや騒音、臭い、明るさ等は目に入ってきますし、一人あたりのスペース、作業や通行のしやすさや等のハード面。又、 お客さんに声をかけているか、従業員同士の挨拶等のソフト面も。ハード面は安全衛生委員会でも取り上げられることが多いです。でも多くの人が職場の人間関係でストレスを感じているのならば、ソフト面も大事です。

巡回をしているとき、ある従業員から声をかけられました。全身ユニフォームで覆われて、さらに帽子とマスク姿で目だけしか見えず、正直誰だかわかりませんでした(笑)。実はその前の健康相談の際に従業員から「現場では話がしにくいし、うまく伝わらないんですよ」と言ってましたが、なるほどこれだなと思いました。ボディーランゲージをきちんと使わないと正しいメッセージが伝わらないと思いましたね。コミュニケーションはほんのちょっとしたすれ違いや一方的な思い込みで良くも悪くもなります。衛生管理者の中には他の現場を見たことがないという方もいらっしゃいますが、いつもそこで仕事をしている人には当たり前になっていることも、違った視点や基準で見ることも必要です。私も巡回することで、健康相談では決して見せない従業員の表情や仕事場での動きもさりげなくチェックできます。それを面談の中で共有できることで従業員との距離感がぐっと近くなるのを実感します。「事件は現場で起きている!」じゃないですが、現場に行くのもよいものです。

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