
秋を感じる日が多くなってきましたが、夏のお疲れは大丈夫そうでしょうか。皆様にとって秋はどんなイメージでしょうか。食べることが何より大好きな私には嬉しい季節でもあります。
よく「食欲の秋」と言ったりしますが、食欲が増す理由として、秋は気温が下がり体温を維持するための基礎代謝が上がりエネルギーを補うためにお腹がすく、涼しくなると夏の間に衰退していた食欲が回復する、日照時間が短くなって食欲を抑えるセロトニンの分泌が減少する、秋は美味しい食材が多いため食欲が刺激される、寒い冬に備えて体がエネルギーを蓄えようとする等が言われています。
四季折々旬の食材はありますが、春の野菜は苦みがあり、解毒作用が強く秋冬でため込んだ余分な脂肪を落とす作用がある、夏の野菜は酸味があり、体を冷やし夏バテを防ぐ、秋の野菜は甘みがあり、冬に向けて体の中に栄養をため込み免疫力を強化する、冬の野菜はうまみが強く、体を温めてウイルスを防御して抗酸化力が高く体を守ってくれると言います。
旬のものは栄養価が高く、そうでない時に比べて3倍くらい違ったりします。野菜嫌いなお子さんが旬のものを食べると克服できることがあると言います。旬のものはたくさん収穫できますので、安く手に入ります。今は季節関係なくいつでも手に入りますが、スーパーや八百屋さんで安いものは旬なことが多いです。旬のものはその季節に必要な栄養素を補給できます。そして季節を感じながら美味しいものを食べると体だけでなく心も満たされて食事を楽しみながらストレス発散もできます。
秋が旬なものとしては、例えばいも類(さつまいも、里芋等)やきのこ類(しいたけ、しめじ、舞茸等)、魚(鮭、サバ、サンマ等)があります。きのこ類はかさを増すこともできますし、食物繊維も豊富です。色々なきのこ類を一緒に冷凍にしておくと簡単に使えて便利です。
食事だけでなく、運動をしたり、芸術に触れたり、皆さんの五感をフルに刺激して、秋を満喫してみてください。