暑い夏を乗り切るポイント

連日の猛暑、体調は大丈夫でしょうか。

夏は消化吸収の負担が胃腸にかかってきますので、どうしても胃腸バテしがちです。胃腸の状態は舌を観察してみて下さい。舌の表面に見られる苔は胃腸の状態を反映しています。苔が黄色で厚い場合は、消化不良で飲食物が胃腸に滞って蓄積しているか、水分や熱が滞って蓄積している状態とも言われます。

暑さを乗り切って頂くためのポイントをお伝えします。

①よく噛んで食べる。 
②体の熱を冷ます食品を食べる。(セロリ、ゴーヤ、レタス、あずき、もやし、トマト、きゅうり、とうがん、ナス、スイカ、メロン、梨、そば、豆腐、こんぶ、のり、わかめ、緑茶等)
その他、体を冷やす食品と温める食品を組み合わせるのもおすすめです。例えば、ゴーヤチャンプルのゴーヤと豆腐は体を冷やす食品ですが、それに体を温める胡椒をかける、そうめんや冷奴には、生姜やネギ、みょうがを添える、冷やし中華には、からしやお酢、お刺身には、わさび、シソ、生姜、鰻には、山椒、餃子には、お酢と胡椒 等
③お腹を温める。
④入浴は、ぬるめの温度(36℃~38℃)に10分程度半身浴の後、全身浴をすると大量の汗をかかないで、冷えやすい下半身を適度に温められます。
⑤水分の取り方は、1回に50ml以下で、少しずつ飲む。涼しい部屋では暖かい飲み物がよいです。
⑥体にこもった熱を冷ますツボを刺激する。暑さで熱が体にこもって汗が噴き出るようなときは、手のひらにある「労宮(ろうき
ゅう)」のツボを冷やすのがお勧めです。タオルで巻いた保冷剤を握ったり、水道が近
くにある場合は、ひじから先をザーッと水で洗ってもよいです。
「足三里(あしさんり)」ひざの外側、指4本分のツボを刺激してあげることで血行が
良くなります。


まだまだ厳しい暑さが続きますので、胃腸にやさしい過ごし方で乗り切りましょう。