春の体調管理

 最近、体がだるい、イライラする、眠くて仕方がないなどはありませんか。

 4月は花粉症も気になりますが、寒暖差が一番大きいこと、日照時間も長くなることで生活のリズムが乱れやすい季節です。また、仕事場や家庭でも何かと環境の変化もあり、ストレスや緊張を感じやすいと言われています。体は交感神経が優位な状況となっていまして、続くと色々なサインにつながってしまいます。

 この状態は、体が休息のサインを出しているということですので、まずはしっかり睡眠時間を取り、寝る前の環境を整える等できるだけ睡眠の質もよいものにしましょう。      

 体のだるさは東洋医学的には、肝が弱っていることにより起こっているもので、栄養不足により感じると言われています。食べ物では春が旬のものは苦みが強いですが、たらの芽やふきのとう等はお勧めです。新キャベツや新玉ねぎも老廃物を排泄するカリウムも入っていますし、豚肉や鶏肉等と組み合わせて食べることで、ビタミンやミネラルも一緒に取ることができます。

 趣味に没頭したり、音楽を聴いたり、親しい人と話したり、ハーブティ等を飲んでリラックスしたり、軽くストレッチや散歩で体をほぐしてみたり、その場で何回か深呼吸をすることでも体を整えることにつながります。

 実感できる簡単な方法としてはツボを刺激してみましょう。足三里(あしさんり):ひざ下の窪みから指4本分下がった脛の外側にあるツボや湧泉(ゆうせん):足の裏の中央よりやや上、足の指を曲げた時にへこむところにあるツボを押してみましょう。何かをやるのはちょっと面倒という方は、自分の手や足や体をさすってみるのでもいいと思います。

 忙しい時だからこそ、こまめに体のメンテナンスをしてあげましょう。