会社で導入

私がお世話になっている会社に食堂ができました。そこの創業会長が、「従業員に温かいものを食わせてやりたい」と実現しました。若い人が結構利用しているのを見て、浸透しているなと感じました。私も食べに行ってみましたが、美味しくて、お腹一杯食べられるのは勿論でしたが、それ以上に私が感動したのは、食堂で食べている従業員は、全員食べる前に手をしっかり洗い、食べた後は、自分でお皿を洗い、賄の女性たちに「ご馳走様でした」と声をかけていたのです。

そして、食事を囲みながら従業員どうしが笑顔で話している姿もとても印象的でした。食事を通して、マナーやコミュニケーションの場にしっかりなっていたのです。その様子を目にして今の時代に減ってきているものをそこに見たような気持ちになりました。食堂を作れる力があるので、この会社は恵まれているのだとは思います。

私がお世話になっているもう一つの会社は就業時間中の13時にラジオ体操を導入しています。ラジオ体操をする、しないは従業員の自主性に任せる方式です。最初は隣でやっていても気にも留めず、パソコンとひたすらにらめっこだった方たちも、今ではほぼ8割の方が参加するようになっています。ラジオ体操をしながら「体が硬いな!」「最近お腹が出てきたよ」等の会話もいきかい自然と笑顔もでて、何となくいい感じの雰囲気になっています。

今は、「働き方改革」や「健康経営」等で職場環境改善が言われたり、人材定着はどこも話題になっていますが、色々な年代も参加できるようなもので、その会社の魅力になるようなことが仕事生活の中で定着するといいなと思います。皆さんの所ではどんなことをやっていらっしゃいますか。できればお金がかからない方がいいですが、会社の雰囲気を作るには経営者の考え方、価値観次第です。