熱中症対策は今から!

大型連休も終わり、お仕事もいつものペースに戻られたでしょうか。

5月に入り、結構夏日に近い温度になっている日もあります。熱中症による救急搬送数では、2017年は5万2千984人だったのが、2018年は1.8倍の9万5千137人でした。死亡者は160人と過去最高だったようです。「熱中症は、100%防げる病気」と救命救急センターの医師は言っています。皆様の職場でも毎年何らかの対策はとっていらっしゃると思います。

予防的には、梅雨入り前から発生していますので、今から暑さに体を慣らし、汗をかく機会を増やして、体づくりをしていくことです。

企業訪問で職場を巡回していると、工場内は温度や湿度の環境はわかりやすく対策もできている所が多いですが、意外にオフィス内の温度上昇を感じることがあります。パソコンなどの熱やエアコンの温度設定が28度にしている所も多く、かなり上がっています。職場で熱中症の意識を持ってもらい、時々温度計をチェックする習慣や、扇風機等の活用も必要だと思います。

飲んだ時とその翌日にはいつも以上に水分の補給をしないといけません。また、入浴時には約800ml、睡眠中は約500mlも水分が失われると言いますので、しっかり補給をしないといけません。十分な睡眠や朝食を抜かないのは勿論、汗をかいた時の塩分補給は必要です。また、高血圧や血糖値が高い方、肥満の方等は、特に気を付ける必要があります。熱中症を軽く考えがちになっている方もいますので、従業員同士、管理職含め早めの声かけや教育等が必要です。

熱中症は、治療もかなり進んできているようですが、中には命や後遺症が残るケースもありますので、ならないように予防していきましょう。