Eメールの功罪

先日ある管理職と昼食をとっていました。そうしたら、その管理職の携帯に電話が立て続けにかかってきました。要は両方とも部下からの電話です。

管理職のその電話の処理が終わってから、私はなかなか休めないねって管理職に言いました、「そうですね」と管理職は返しました。 ああ。昼休みまで仕事か、なかなか大変だなって思いました。でも、その管理職は、休職経験のある方で、保健師として、時間外は休みましょうって、言った人です。

Eメールもしかり。どうしてもある一定の年齢からEメールに対しすぐに返事をしてしまいます。本来、すぐに回答が来ると期待してはいけないのですが、性分です。

生真面目な方ですから、受けっとったら、最低でもその日のうちにと思ってしまいます。しかも、相手につい「わからないことがあったらEメールして。」って枕詞のように発言しています。しかもE メールには、リスクヘッジのためにCC. という他の人にも見てもらったという機能もあります。要は自分だけでなく他人もっていう自分だけの責任じゃないよことです。

利点が目立つEメールですが、実はEメールは電話に対して時間がとられるのです。文章を推敲する時間がとられる分、はっきりしたデータはないのですが、電話だけの方が仕事が早いケ―スが多いのです。でも、電話だけで終わる仕事は少なく、大抵の仕事はEメール付です。その管理職の電話も、元はEメールで残したものでした。

相手との最終確認に向いている、臨機応変に打合わせできる、細かいニュアンスなどの表現に有効である点など電話に有利な点と、時間的余裕を作るうえでも、コミュニケーションの特徴なども電話とEメールの違いを考慮しましょう。