眠れないとき

ぐっと秋を感じる季節になりました。秋の夜長と言いますが、皆さまも毎日お忙しくお過ごしだと思います。 先日地方出張があり、ホテルに着くころはすでに遅い時間でそんなに眠くなく、でも翌日は早くに起きなければいけないということがありました。どこでもすぐに眠れるのが自慢でしたが、その日は体は疲れているのに、明るい環境の中でいたこともあり、目がさえて、脳がしっかり覚醒してしまい、眠れそうもないなと思っていました。

そこで私が実践した方法について、お話しします。

じっくり眠るためには、深部体温をあげて、それが下がる時に眠りにつくのがよいと言われています。私がやってみた方法はそれを取り入れたストレッチです。ポイントは、①首の後ろを温める→②肩甲骨を寄せる→③足首の曲げ伸ばし+深呼吸の3つです。正式なやり方はもっと時間をかけますが、私流はそれを短縮したものです。①深部体温をあげるために、シャワーで首の後ろを温める、または、首の後ろに手をあてます。首は血管が集まっている所なのでここを温めることで効果的に深部体温をあげることができます。②その後、寝る少し前には、肩甲骨を寄せたり、そのまま腕をゆっくり後ろに大きく回したりして、さらに深部体温をあげて眠るための支度をします。肩甲骨や腕には、深部体温をあげてくれる褐色脂肪細胞が多くあるそうです。③最後は、布団に入った後、足首を手前にゆっくり曲げたり、戻したりして足の血行を良くします。この時、呼吸も一緒にできるとさらに効果が高まります。息を吸いながら足首を手前に曲げ、息を吐きながら足首を元の位置まで戻すようにします。

「すぐに眠れる」とか、「睡眠時間は6時間から8時間しっかりとっている」という人でも「隠れ不眠」の方は多いそうです。あと意外だったのが、私も自慢でもあった「布団に入るとバタンキュー」というのはいいと思っていましたが、実は眠りが足りていなくて、脳がほとんど気絶している状態で寝ているとの説もありました。ちなみに良い睡眠は、布団に入ってから10分~15分で眠りに入るのがいいそうです。 眠りたいときに眠れることは幸せですが、一番いいのは、ほぼ決まった時間にリズムよく眠るのが生活習慣を整える意味でも一番よいですね。